感情纏身装身具 / Accessories for Wearing Emotions

涙_16
2015
“Accessories for Wearing Emotions”
(Kanjyou Tenshing Soushingu)
Materials: paper, wire, motor, screw etc/ Size: Variable/ Form: Installation

 

「感情を身にまとうための装身具」をテーマとし、身につけることで、泣く・笑う・怒るなどの
様々な「感情」を表現することができる装身具型ガジェット。計21種類。
自分では制御しきれない感情を、これらの装身具を装着することで自由自在に表現することができる。

Under a theme “Accessories for Wearing Emotions”, a total of 21 types of accessory (wearable gadget) were made for expressing various human emotions such as smiling, crying, angry, annoyed, frowned and surprised etc.

なみだ流し機-01
なみだ流し機/“Head Accessory of Tears”
小さな点滴袋のようなものから、管を通して目元のスポイト型の先端に水が届けられ、
モーターで調節しながら、水滴が涙のようにポタリポタリとこぼれ落ちるヘッドアクセサリー型装身具。

眉間_05T
眉間しわ寄せ機/“Head Accessory of Furrowing My Brow”
自動で左右に動く吸盤を額に密着させ、それがワイパーのように動くことで眉間にしわをつくり、困り顔をつくることができるヘルメット型装身具。
たとえ何も考えていなくても、悩み中に見せることができる。

_DSC0105
悩んであたまボサボサ機/“Vest of Making Disheveled (Annoyed) Hair”
ゴムの摩擦で静電気をつくり、動く銅線で髪に静電気を与えながら、さらに動くプラスチックの櫛のようなもので髪の毛を乱し、
まるで悩んで頭がボサボサになったかのようにすることができる装身具。

イラ足_09
貧乏ゆすり機/“Shoe of Nervous Knee-shaking”
かかとの下のバネとモータがつながっていて、
作動すると足首が上下に動き、まるで貧乏揺すりをしているようにできるシューズ型装身具。

激怒機 ほっぺたふくらませ機 あたまから湯気機 微笑み作り機 イライラ指機 ドキドキ機 もじもじ機 声ふるえ機 赤面機 真顔つくり機 びっくり顔機 まゆげ調整機

上記を含めた計21種類の装置群により構成されている。

 

 

 

———————————-

なぜ人が涙を流すのかは、まだ医学的に解明されていないと聞いたことがある。
人は悲しいときに涙を流し、せつないときや、うれしいときにも涙を流し、
私は、怒りを感じたときにも涙が出ることがある。

感情は制御できない。
自分の内面にあって、自分から自発的に発生しているはずなのに、
ときに、感情は考えるよりも先に流れ出る。
まるで脳を通過していないかのように。
先に体が動く感じ。
スポーツと似て、考えるよりも先に体が動くのだろう。

では、その流れの逆をたどると何が起きる?
外面から、内面へ作用させてみる。
無理に作った笑顔で、
なんとなく、だいじょうぶだ、と思えるような。

感情を自分で作って、
身にまとうことが、
自分の内面に何をもたらすのだろうか。

片貝葉月

 

I have heard somewhere that it is not yet fully understood why people shed tears.
We shed tears when feeling sad, moved, sometimes happy.
I do even when feeling angry.

We cannot control our emotions.
They sometimes cannot be stopped from overflowing to the outside even before we internally register them although they should exist within and surely derive from the inside of us.
It is as if they do not even pass through our brain – As if it is an involuntary action,
like in sports, where the body moves before we tell it to.

However, what would happen when we trace the process in reverse?

I tried to make it work from the outside in.
(Like, we sometimes pretend to be okay with an unwilling smile.)

I want to see what would happen on the inside of us if we “wear” emotions on the outside.

Hazuki Katagai

 

←WORKS

Copyright © 2015 Hazuki Katagai All Rights Reserved.